2018年1月22日月曜日

그 때 그 노래(あの時のあの歌)





너무 빨리 잊어버렸다 했더니
あまりにも早く忘れてしまったと思ってたら

그럼 그렇지 이상하다 했더니
そりゃそうだ 変だと思ってたら

벌써 몇 달째 구석자리만을
もう何ヶ月も 隅の方だけを

지키고 있던 음반을
守っていたレコード(CD)を

괜히 한 번 들어보고 싶더라니
やけに一度聞いてみたくなったんだよな


아무리 그래도 이건 너무 심했지
いくらそうだとしても これは
あまりにもひどいだろ

이게 그 때 그 노래라도 그렇지
これはあの時のあの歌だとしてもそうだ

달랑 한 곡 들었을 뿐인데도
たった一曲聴いただけなのに

그 많고 많았던 밤들이
あの多くの数え切れない夜が

한꺼번에 생각나다니
いっぺんに思い出されるなんて


예쁜 물감으로 서너 번
綺麗な絵の具で数回

덧칠했을 뿐인데
塗り重ねただけなのに

어느새 다 덮여버렸구나
いつの間にか全て塗ってしまったなと

하며 웃었는데
言いながら 笑ったのに

알고 보니 나는
気付いてみたら 俺は

오래된 예배당 천장을
古い礼拝堂の天井を

죄다 메꿔야 하는
全て塗りつぶさなければならない

페인트장이였구나
塗装工だったんだな

그렇다고 내가 눈물 한 방울
だからと言って 俺が 涙の一つぶ

글썽이는 것도 아니지마는
浮かべることもないけど



※繰り返し









~다 했더니=~だと思ってたら
       =~だと言ってたら

 다고 했더니の縮約で、
 自分が何かを思ってたら(言ってたら)→こうなった。
 と、今のことを報告しているニュアンスがあります。

 았/었더니の詳しい解説は
 色々なサイトで紹介されているので
 省きます。




서너 번 =3、4回

 回や歳など表すとき、
 固有数詞が少し変わります。


 한두=1、2(回、歳など)
 두세=2、3
 서너=3、4
 너덧=4、5
 대여섯=5、6
 예닐곱=6、7
 일여덟=7、8
 엳아홉=8、9
      
 



 
この歌も歌詞がかなり
難しかったです。
というか、韓国人の方でも
一度聞いただけでは
解釈が少し難しい感じの曲
のようです。

いろんな方の解釈を
総合してみると…
(※少し修正しました!)



『ある昔の恋の思い出。
あっと言う間に忘れたなぁと
自分でも不思議に思っていた。
そんなある日、部屋の隅に
忘れ去られていたレコードを
やけに聴きたくなって…
聴いてみたら、自分でも
呆れるくらいにその頃の
思い出が一気に蘇ってきてしまった。

綺麗な絵の具で数回塗っただけで、
もう全て塗り終わったと、
そんな風に思っていた。
だけど考えてみれば、
俺は古い礼拝堂の天井
(とても広いものの例え)を
塗りつくさなきゃいけなかったんだ。

――――――――――――――
※この塗りつくすという作業が
前の恋を忘れることだと思っていたんですが
恋愛自体のことを指しているという
意見をいただきました。

「すっかり忘れたと思った
つもりの恋を忘れるには
もっともっと時間がかかる…」

ではなく、

「美しい恋愛を少ししただけで
まだ余白(未来の恋)がまだあるんだ」

そこから以下の歌詞へ
――――――――――――――

まぁだからと言って俺が
涙を浮かべるわけでも
ないけど…』




様々な解釈があるかと思いますが、
私は恋愛自体のことを指しているのかな、
と思い直し、そう思って聞くと
また違う感動がありました。



あの時はこれがすべてだと信じる
美しい恋愛をしていたけど
過ぎてみれば俺の人生はまだ長く
これからもまた恋をしなきゃ
いけないんだ…と歌いながら、
「いくらそうだとしても これは
あまりにもひどいだろ」と歌が繋がり
ある時ふと「あの時のあの歌」のせいで
沢山のことがよみがえってくる…
そんな情景が浮かびました。





この曲も、
チャン・ギハ氏らしい歌詞だなぁと
個人的に思いました。

잊혀지지 않네(忘れられないね)
と言う曲にも通じる、

切実な後悔や未練たらたらの歌詞ではなく
消えそうで消えてくれない思いを
抱えている切なさや虚しさ…が
表現されているような気がします。
 
この曲は、チャンオルの中でも
私の好きな曲TOP3に入ります♪











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